言葉との出会い (2003)

アイヌの生きかた、山に獣を追い野草を摘み川に魚を求める生きかたは欲を抑えさせ人を慎ましくする。いくら欲を張っても鹿が来なければしかたがない。祈って待つしかない。だから大きな山の力によって生かしめられる己を知って人は謙虚になる。
山に狩るものは、畑を耕すものより慎ましく、畑を耕すものは、金を貸すものより慎ましい。強い相手があってのことだから、つつましくならざるを得ない。

「静かな大地」 池澤 夏樹著

地球文明の未来学

サスティナビリティ(環境と社会の両面の持続可能性)は世界経済の原則と相容れない。
世界のすべての人が、化石燃料・経済主導型の開発モデルのわけまえにあずかれるはずはない。経済発展にこれまでに参加できなかった世界の80%の人々にどんな代案を提案できるだろうか?

課題:
1 「西」型開発主義の見直し。隠された前提 技術信奉、経済成長の強迫観念、
  物質生活改善志向 の検討。
2 「西」型開発主義との決別 別の文化を迎え入れる道を探す。
  手段は質素だが結果が豊かな生活様式を認める。

「地球文明の未来学」 ヴォルフガング・ザックス著 新評社刊


「この道の本質をはっきりと心にとどめよう。子どもたちの子どもたちの子どもたちが、
われらの歩みからも語りからもそれを見逃すことのないように。われらが、これほど
苦心して互いから学び合ったものを、彼らにも学んでもらおうではないか。」
「あなたが私からこの言葉を聞いているように、あなたの子どもたちの子どもたちにも、
あなたがこれらの言葉を聞かせるがよい」

一万年の旅路(ネイティブ・アメリカンの口承史) ポーラ・アンダーウッド著  翔泳社刊


人生はシュミレーションゲームではないので、選ばなかった道の行方はわかりまん
選んだ道がどこへ続くかもわかりません
進んでも人生 進まなくても人生。ただ自分で選びたい 最後に「いい人生だった」と
つぶやけるようにいつでもどこでも 自分の腑に落ちる自分でいたい。   

何よりも「やろうと思っていたことから始めるぞ」と決意することが第一歩です。
「急がないけど大切なこと」を始めたら、それがどれほど大切なことだったのか
気づくことでしょう。 

                    枝廣 淳子 「朝2時起きで何でもできる 2」


人は目に見える危機には対処できるが、目に見えない危機には無力の存在である。?問題解決を過去からではなく、未来から考える それがファンタジーの力なのです。”空飛ぶじゅうたん”に乗って100年先の未来へ・・・あなたは、どんな世界になっていて欲しいと思いますか?                    「オリーブの森で語り合う」   ミヒャエル・エンデ

「自然に帰ろう」
プエブロ・ボニート(美しい村 を意味する スペイン語)
ローマ、ギリシャの遺跡にも劣らない壮大な遺跡
紀元850-1150年に完成 建築物は天体の運行との関係を計測して出来ている。
しかしアナサジ文化は、突然消滅した。大きな謎 アナサジ人は住み続けた。
仮説: 「自然に帰ろう」 建物をすて自然にとけこむ生活に戻っていったのではないか。

ナバホへの旅 たましいの風景 河合隼雄著 朝日新聞社


仕事の上手な仕方
働きと休息は対立するものではない
人の心に働くよう喜びを呼びさますこと
働きの喜びは、自分でよく考え実際に経験することからしか生まれない
本当の休息は、ただ活動のさなかにのみある。
絶え間ない有益な活動の状態こそがこの地上で許される最上の幸福の状態である
障害に打ち勝つための第一歩は、その障害を知ることである
ある事柄、ある特定の人々に対する愛と義務 感情から働きなさい。
早くから自分自身を超えて自分だけのために生活しないということが
青年を向上させ強健にして事に屈すせむ力を与える唯一の道である
習慣の大きな力
本論から始めよ 序論や表題は最後に作れ
元気と感興がなくなったら働き続けない 仕事を変える
多く働くには力を節約しなければならない
繰り返すこと いくどもやり直すこと

幸福論(第1部) BM0092
著者名:ヒルティ
出版社:岩波文庫

完璧で美しいシステムを作る必要はない。
目的は検索であり、分類整理はそのための手段の一つにすぎないことを認識しなければならない。

「超」整理法
BM0099
著者名:野口悠紀雄
出版社:中公新書


大人はマンネリ化した気になってモノを見ているから、驚きや刺激が減ってしまう。
刺激が減るから、印象に残らず記憶量が落ちるような主観をいだくようになる。
・・・
生きることに慣れてはいけないんです。慣れた瞬間から、まわりの世界はつまらない
ものに見えてしまう。慣れていない子どものような視点で世界を見ていれば、大人の
脳は想像以上に潜在能力を発揮するんですよ。(池谷)21

海馬 脳は疲れない

BM0100
著者名:池谷 裕二 (1970生まれ)東京大学薬学部 薬学博士
   :糸井 重里 コピーライター 1948生まれ
出版社:朝日出版社


私がいなくなっても機能する医療システムを作ろうと思った。未来へと続かない国際協力は自己満足にすぎない。

世界で一番いのちの短い国
BM0098
著者名:山本 敏晴
出版社:白水社