手間をかけずに機能するシステムが必要
整理という仕事は、報われることの少ない仕事だ。それ自体は、何も生み出さないからである。だから、「たかが整理」としか言いようがない。しかし、整理をしなければ、必要な情報を引出すことができず、仕事が進まない。その意味では「されど整理」である。ただし、できることなら、このためにあまり時間を使いたくない。だから最も簡単で、無理せずに実行でき、しかも効果が確実である方法がほしい。そして、自分の持ち時間は、本当に必要な仕事に集中して使いたい。〜
多くの整理システムは、作った直後には美しい秩序があるが、使っているうちに次第に秩序が崩れて使いにくくなっていく。〜秩序を取り戻すには、多大な努力が必要になる。こうして、整理システムを維持することが目的化してしまい本末転倒になる。〜
使っているうちに自然に使い勝手がよくなるようなシステムでないと、実際は機能しない。つまり、必要なのは、「自分では格別の整理作業はせず、データを投げ込むだけ。一定の時間がたつと、データが蓄積され、気づいた時には全体がデータベースとして機能している」というシステムだ。
- 超「超」整理法
- 野口悠紀雄著
- 講談社刊
- 知的生産力を飛躍的に拡大させるセオリー
- 第一部デジタルオフィスの作り方
- 第二部 IT時代の知の技法
- 第三部 知の産業革命
共有(発信)することで、整理作業を終らせてしまう。一定の時間がたつと、データが蓄積され、気づいた時には全体がデータベースとして機能している」というシステムが作れないだろうか?「たかが整理」「されど整理」。日々の地道な活動が成功の鍵を握っているように思います。
wiki の使い方。「使っているうちに自然に使い勝手がよくなるようなシステム」となるように もうひと工夫必要ですね。