「正しい答え」から 「正しい問い」へ
 

好奇心の原理は、いろいろな観点から疑問を発することで発展していく。

通常問題解決といえば、まず「正しい答えを求める」ことから始めがちだ。
そうではなく、「これは正しい問いかけだろうか」とか、あるいは「この問題
について、何か違った見方がないだろうか」と考えるように意識を切り換える
ことが必要なのだ。
問題を解決するには、しばしば最初の疑問を言い換えたり、他の問いに置き換
えたりすることが必要となる。同じ疑問をいろいろな言い方で表したり、その
疑問を思いがけない言い方で表現すること自体が、問題解決につながることも
ある。


「ダ・ヴィンチの7つの法則」
      マイケル・J・ゲルブ著 中経文庫
       ウイリアム・リード訳