未来世代からのメッセージ (再)
※小冊子ができました。
2006/10/13(今週の一言)
http://www.beke.jp/msg/2006/061013.htm
<いま日本に住み、日本で生きている皆様へ>
今から25年以上も前のことですが、1980年に日本政府は
原発から出る「低レベル放射性廃棄物」を太平洋に棄てようと
計画しました。その計画を知った太平洋の島々は猛反対しました。
それに対して日本政府は、「低レベルの放射能だから心配しなくて
大丈夫ですよ」と説明しました。
しかし、彼らは納得しませんでした。「安全だというのなら東京湾に
棄てればいいではないか。何故、遠い太平洋にまで持ってくるのか」と
首をたてに振りませんでした。
長い間、核実験によって海と島を汚染されてきた彼らは、これ以上
海を汚したくない、これ以上海を汚してしまったら子どもたちが生きて
いけなくなると反対運動を続けました。その思いは国際世論を動かし
ついに日本政府は、放射能を太平洋に棄てることを中止しました。
六ヶ所村の再処理工場から棄てられる放射能は(1年分だけでも)
太平洋に棄てようとした放射性廃棄物(ドラム缶で5000本〜1万本)の
50倍から100倍になります。
いま、日本に生きている皆さんでなければ、再処理工場をストップ
させることはできません。
皆さんは、これから生まれてくる私たちの運命を握っています。
どうか、日本と地球をこれ以上放射能で汚染させないで下さい。
(代筆 中村隆市)