不都合な真実

地球のためにあなたが出来る最初の一歩は、この事実を知ることだ。


私たちが直面している気候の危機は、ときにはゆっくり起こっているように思えるかもしれない。しかし実際はものすごい速さで起こっている。これほど明らかな警告が私たち指導者たちの耳に届いていないように見受けられるのは、なぜだろうか?それを認めた瞬間に、道義的に行動を起こさねばならなくなることを知っているがために、警告を無視するほうが都合がよいから、というだけなのだろうか?そうなのかもしれない。しかし、だからといって、不都合な事実が消え去るわけではない。放っておけば、ますます重大になるのである。  アル・ゴア 


 

書籍版

アル・ゴアさんからのメッセージ (「はじめに」から 抜粋)

17年前、私にとって時間が止まった出来事・・・。あのつらい期間、私はそれ以前に持っていなかった力を得た。子どもたちとのつながりがいかに貴重かを感じる力、そして、子どもたちの将来を守り、私たちが子どもたちに残していく地球を守る私たちの義務がいかに厳粛なものであるかを感じる力だ。もう一度、私と一緒に想像してみて欲しい。私たち全員の時間が止まったとしよう。時間がふたたび動き始める前に、私たちは自分の想像力を使って、時間の向こう側に自分たちが見えるとしよう。17年後の未来だ。・・・未来世代が私たちにこう尋ねているところを想像してみて欲しい。「あなたたちは何を考えていたの?私たちの将来のことを心配してくれなかったの?自分のことしか考えていなかったから、地球環境の破壊を止められなかったの?」私たちの答えは、どのようなものになるのだろう?
このような問いかけに対して、私たちは今、単なる約束ではなく、行動で答えることができる。・・・私たちは、子どもたちに感謝してもらえる未来を選ぶことができるのだ。



http://www.amazon.co.jp/dp/427000181X?tag=junkoedahiro-22

出版社からのコメント

  • アル・ゴアが半生を捧げて伝える人類への警告
  • 全米を震撼させた衝撃の書
  • 書籍版「不都合な真実」緊急発売決定!

わたしたちも応援しています!

『人類の未来のために、なるべくたくさんの人に、手元においてもらい、何度も開いてほしい本です。』

  • 坂本龍一『このままでは人類史上、最悪の被害がやって来るという「不都合な真実」から、あなたは目を反らすのか----この本は私たち一人ひとりにそれを問うている。』
  • 筑紫哲也『とにかくわかりやすい。原因をつくってきた先進国の一員としての僕らの進むべき道しるべになってくれる本だと思う。』
  • 小林武史『地球は人間の体と同じ。温暖化で起こる現象はまさに人の体に起こる病気。その治療には、私たち一人一人のACTが必要だ。』
  • 横森理香『気がつくというのはいつだって個人的な問題だろう。この本は気づきの扉をノックする。』
  • 須藤元気『テロよりも多くの人命が奪われてしまうこの危機から、あなたは目を背けてしまうのですか。』
  • 乙武洋匡地球のためにあなたが出来る最初の一歩は、この事実を知ることだ。あなたはこの驚くべき現実に向かい合いますか? それとも目を背けますか?

総画像数360点以上!迫力のオールページフルカラー!

映画で使用された図表はもちろん、アル・ゴアが30年以上の年月をかけて取り組んできた環境問題に関する研究成果のすべてを収録。環境破壊の恐ろしさを物語る多数の資料、写真、またゴアのパーソナルライフに関するエピソードやプライベート写真などを一挙掲載!

私たちが直面している気候の危機は、ときにゆっくり起きているように思えるかもしれない。しかし、実際にはものすごい速さで起こっている。これほど明らかな警告が私たち指導者たちの耳に届いていないように見受けられるのは、なぜだろうか?それを認めた瞬間に、道義的に行動を起こさねばならなくなることを知っているがために、警告を無視するほうが都合がよいから、というだけなのだろうか?そうなのかもしれない。しかし、だからといって、不都合な真実が消え去るわけではない。放っておけば、ますます重大になるのである。

著者について

著者:アル・ゴア

元アメリカ副大統領。1976年米国下院議員に選出され、1984年と1990年、上院議員に選出される。1993年1月20日、米国第45代副大統領に就任し、8年間その職務を果たした。1992年のベストセラー『地球の掟--文明と環境のバランスを求めて』の著者。現在アル・ゴアは、視聴者がつくる内容と市民ジャーナリズムを基盤とした、若者向けの独立系ケーブル・衛星テレビのノンフィクション・ネットワーク『カレントTV』の会長を務める。また、持続可能な投資に対する新しいアプローチに注力するジェネレーション・インベストメント・マネジメント社の会長も勤めている。アップルコンピュータ会社の取締役およびグーグル社の上級顧問も勤めている。アル・ゴアと妻のティッパーは、テネシー州ナッシュビルに居住し、4人の子どもと2人の孫がいる。

訳者:枝廣淳子

東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。執筆、講演、通訳、翻訳、環境NGO運営など、環境を軸にマルチキャリアを展開中。日本の環境情報を英語で世界に発信するNGOジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)共同代表。2004年にイーズを設立、「自分を変えられる人は、社会も変えられる」をモットーに、「自分のビジョンを描き、自分マネジメントシステムを身につける」コースのほか、「伝える力」を鍛える翻訳通信講座『NextStage?』を開講。2005年にシステム思考などの変革のスキルを提供し『変化の担い手』を育てるチェンジ・エージェントを設立、ワークショップ等を開催。主な著書に『地球のなおし方』『いまの地球、ぼくらの未来』『朝2時起きで、なんでもできる!』『細切れビジョンで、なんでもできる!』、訳書に『成長の限界 人類の選択』ほか多数。温暖化に関する最新情報・自分たちにできることなどをウェブサイトで情報提供している。