創意が「規律」の壁破るとき 
 日経2006/6/10掲載 「ワールドカップ街道」沢木耕太郎 より

  • ジーコ監督のメッセージ
    試合の主役は選手自身であり、・・・、ピッチの上では自由であるべきだ。
    なぜなら選手たちの自由な創意がなければ、小さなチャンスを大きく押し広げることも、不意に訪れる予測不能な危機にも対処できないのだから・・・。
     
  • もしかしたら、ジーコのメッセージは、・・・、日本社会全般においても有効性を持つものだったかもしれない。すべてが凄まじいスピードで変化していくこの時代においては、もはや組織の構成員が命じられたことを忠実にこなすだけでは次の段階にいけなくなってきた。そこからさらに前に進むためには、組織の規律に頼るのではなく、構成員に、自ら判断し、即座に対応することのできる能力を持つことが求められる。つまり組織をステップアップさせるためにこそ、能力のある個人の自由な創意が不可欠な時代になってきたということなのだ。
     
  • 個人の才能を最大限に発揮させることと、才能ある個人を組織として有機的に統合すること。その二つが達成されることが組織を活性化させる最良の方法であることは間違いない。だが同時に二兎は追えないものなのだ。
     

○○がいきいきと活動できる働き甲斐のある○○を実現するための ヒントがここにあるのではないでしょうか?
みなさんは、どう感じますか?