よいパスの条件とは・・・、 (平尾 誠二氏)
よいパスというと、普通は早いパス、長いパス、そして正確なパスのイメージがある。 「オレが持っているよりも、あいつが持っているほうがチームとしていい人間の手にパスが渡ることがいいパスの定義だ。」 自分が持っているより、あいつが持っている方が適切だと思う判断は、どちらがトライに結びつきやすいかということで決まる。だから結果的に取れないパスでもいいパスという場合もあるし、正確で長いパスでもまったく評価できないパスもある。
長く正確なパスがよいパスとはかぎらない 「組織変革のビジョン」 金井壽宏(としひろ)著 光文社新書 より