効率的な会議は、「コスト意識」から始まる。
欧米における会議の存在意識は、「多様な意見を生み出し、共有する」「正しい結論を出す」という二点に求められている.
一見何も生産していないように思える長時間の会議は、「集団決定の効果」という意味では高度成長期の日本のパワーの源泉だった.
「会議改革」の第一歩は、これまでは確認の場にすぎなかった会議を、真の意味での決定の場に変えてゆく意識を持つことである.
変革の時代 会議に求められる機能も変ってきている.
人と時間の有効活用を図ることが、企業の(、そして日本経済の)生き残りのために必要になっているのである.
<PRESIDENT2000/10/2 特集 業績2倍の「会議力」 齊藤 勇(立正大学文学部教授)から抜粋>