斉藤先生 発言要旨
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民主主義の原理 「多数決」 に疑問
<--> IAS 置いていかれてしまう状況(※1)についての感想
※1 山田辰巳氏(CPA、IAS委員) の報告 発言
IAS 反対は日独仏 他が賛成で決まるケースが多い
反対意見を言うだけでは決まってしまう。相手を説得しなければならない。
世界標準のルールを作る場に参加したければ「どうぞ。」ついて来るのが
いやなら「さようなら」。
「一緒にやりましょうから」その気が無ければ世界から置いていかれる状況
に変っている。
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「資本主義」と「簿記会計」は、表裏一体
自分の(学問的基礎、考え方の)拠り所にしている言葉である。
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「貨幣は尺度」
貨幣そのものが商品となってしまったことが問題ではないか?
(デリバティブ等金融商品)
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「サービスポテンシャル概念」と「時価会計」
20年前?に「サービスポテンシャル」という概念がとりあげられた時期があった。
もの(物)の価値を 将来のキャシュフローでとらえ 現在価値に割引く
しかし当時諸先輩の見解では会計の範疇にはなかった。
現在の時価会計等 あたりまえの話となっていっること 感慨 (興味)深い
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文化を無視する。統一のルール
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会計学をどう説明していくのか
会計学の論理がわからなくなってきている 私の悩み
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IAS? 基本概念(アプローチ)
1 意志決定有用性アプローチ
株主 将来株主(投資家)に対して
2 資産負債アプローチ 財産法的思考に近づきつつある
財産法 EU(EC)仏 (昔ながらの考え方 測定方法には違いがあるものの)
3実質優先主義
法律よりも実質を優先。
<例>
B/S 負債=社債(5%) と 負債を返済するための国債(利率7%)
信託会社に委託 実際の例 プジョー B/Sには純額(相殺後の額)を表示
退職給付債務でも同様 信託会社へ資産を供託
債務 との差額(不足額)のみ退引 に載せる
オフバランス
この考え方は、リース会計方針とは逆の方向では 矛盾を感じる。
--->山田氏 今後のリース会計の流れについて補足説明あり。
リース会計は、大きく変る。
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学生に(会計学を)どう教えていいのか 悩んでいる。
以 上